設立から6か月が経過したウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030に 新たなメンバーが加入

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    サステナビリティ
    2022年4月01日金曜日

    設立から6か月が経過したウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030に 新たなメンバーが加入

    世界規模の持続可能な開発目標(SDGs)と、業界をサステナブルなものにするという願いは協働的な取り組みによってのみ達成できるという共通の信念に基づき、リシュモンを代表するカルティエとケリングは活動の幅を広げ、強化するために一致団結し、2021年10月、ウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030を立ち上げました。

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    ウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030設立から半年が経過し、さまざまな市場セグメントのブランドを代表する新たなメンバーが増えたことで、ウォッチ&ジュエリー業界がオピニオンリーダーや人々に対して永続的かつポジティブな影響を与える上で鍵となる多様性が高まりつつあります。本日からこの取り組みに、シャネル(ウォッチ&ファイン ジュエリー)、モンブラン、ロージーブルー、スワロフスキーが加わりました。これらの新メンバーは、カルティエ、ケリングのブランドであるグッチ(ウォッチ)、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリンと合わせて新たに参加することになります。

     


    • ジュネーブで開催されているウォッチ&ワンダーズで4月1日に行われたパネルディスカッションでは、ケリングのチーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者であるマリー=クレール・ダヴー、カルティエ インターナショナル プレジデント&CEOを務めるシリル・ヴィニュロンが、この取り組みの第一歩がもたらすインパクトと実現すべきことについて語りました。

     


    • また同日、ジュネーブを拠点とするウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030を主導する協会が正式に発足しました。発足に際して、パネルディスカッションの最後にマリー=クレール・ダヴーとシリル・ヴィニュロンがステージ上で設立書に署名しました。

     

     

    ウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030は、科学的根拠に基づく目標イニシアティブ(SBT)など、業界における既存の強力なイニシアティブや組織を基盤としつつ、科学的根拠に基づく気候目標、生物多様性の保護、素材やビジネスモデルの革新など、より新しい重点分野を取り入れながら、業界の変革と革新を実現、推進することを目的としています。
    ケリングのチーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者であるマリー=クレール・ダヴーは、次のように述べています。「ウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030の発足からわずか半年で前向きな変化に対する反応や熱意を感じており、勇気づけられています。今回、新たに加わるメンバーは、このイニシアティブにとって重要な存在であり、よりサステナブルなセクターを構築するために私たちと共に取り組んでいく、という彼らの決意を称えたいと思います。私たちの意欲的な目標と集団としての影響力を組み合わせることで、このセクターに大転換をもたらすことができると確信しており、ケリングはこれを確実に実現するよう協力を深めていきたいと思っています」
    カルティエ インターナショナル プレジデント& CEOであるシリル・ヴィニュロンは、4月1日、ジュネーブで開催されているウォッチ&ワンダーズにおいてイニシアティブの進捗状況について語りながら「私たちは皆、世界規模の持続可能な開発目標(SDGs)と、業界をサス


    テナブルなものにするという願いは、協働的な取り組みによってのみ達成できると固く信じています」とコメントしました。「よりサステナブルな業界の実現に向けたグローバルな取り組みを強化するため、新たなメンバーがこのイニシアティブに参加することをうれしく思います。私たちは、すべてのメゾン、サプライヤー、ビジネスパートナーが地球とこの星で暮らす人々にポジティブな影響を与えることができる未来という共通のビジョンを分かち合うことに、これまで以上に力を注いでいきます。

    また、近いうちに、さらに多くのブランドが参加することを確信しています」
    カルティエとケリングが共同で立ち上げたウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030は、ラグジュアリー業界で初めて、世界中の時計・宝飾品ブランドが一堂に会し、「気候レジリエンスの構築」「資源の保護」「インクルージョンの促進」の3つの分野において、サステナビリティに関する意欲的かつ共通の主要目標に尽力するものです。


    メンバーは気候、生物多様性、インクルージョンに関する具体的な目標を設定していますが、このイニシアティブでは、進捗状況を定期的に報告することを義務付けており、取り組みの透明性の確保に力を尽くしています。また、環境、社会、倫理面で模範的な実践を期待する消費者や市民社会、規制当局といったステークホルダーの意識の高まりにメンバーが応えられるよう、サポートしていきます。


    環境への配慮と、バリューチェーン全体を通じて人々によりポジティブな影響を与えるという熱意を両輪とするウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030は、国連の「持続可能な開発目標」の核心に迫るコミットメントを支持しており、このイニシアティブ自体がSDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に沿ったものとなっています。


    ウォッチ&ジュエリー イニシアティブ 2030:ロードマップと目標


    目標1:気候変動レジリエンスを構築する


    このイニシアティブの第一の目標は、2030年までに1.5℃目標に沿った形で炭素排出量を削減し、2050年までにネットゼロを達成するために優先すべき行動に取り組むことです。

    最低限のコミットメントとして、このイニシアティブに参加するブランドは1年以内に、科学的根拠に基づく目標イニシアティブ(SBTi)の加盟申請書に署名、提出し、科学的根拠に基づく排出量削減目標を設定することが求められます。


    メンバーは、目標を達成するために次のような方法に対して協働することができます。


    - 気候変動対策として科学的根拠に基づく目標に取り組み、以下を含む行動をとる:
    o スコープ1、2、3全体を通した脱炭素化を進める。



    o 2030年までに事業全体を通して100%再生可能エネルギーを導入し、サプライヤーや流通パートナーを取り込みながらバリューチェーン全体に拡大する。


    o デジタルコミュニケーションや商取引、イベントがますます普及していくことを考慮しながら、これらがもたらす影響の軽減に特に重点を置き、業務およびサービス全体におけるエネルギーの効率化に向けてベストプラクティスを実践する。


    - 残余排出と温室効果ガス(GHG)の質の高い除去との間でバランスをとりつつ、森林、沿岸および海洋生態系の保全と復元に焦点を当てた自然ベースのソリューションを含む優れた気候変動プロジェクトに投資することにより、GHG排出量のネットゼロ達成に向けて努力する。


    - 時計・宝飾品業界のバリューチェーンにおいて社会的に弱い立場にある人々を助けると共に、彼らのコミュニティにおける低炭素化のソリューションに貢献する。


    目標2:自然とコミュニティのために資源を保護する
    このイニシアティブの第ニの目標は、時計・宝飾品業界における調達が自然や生物種、コミュニティに対してポジティブな影響を与えるようにすることです。


    最低限のコミットメントとして、このイニシアティブに参加するブランドは1年以内に、科学的根拠に基づいた信頼できる枠組みを用いて主要原材料の調達が生物多様性と水にもたらす影響を測定すると共に、課題に優先順位をつけることが求められます。


    メンバーは、目標を達成するために次のような方法に対して協働することができます。


    • 水や生物多様性への影響を低減するための行動計画を策定、実行する。


    • 自然生態系と、この生態系が地域や先住民にもたらすさまざまな恵みの両方を守る調達基準を導入する。これは、原生林や絶滅の危機に瀕している森林から調達された生産品をサプライチェーンから確実に排除し、採掘やその他の採取活動が行われた場所に生息する動植物の環境の復元に取り組むと共に、採掘や農畜産業に携わるコミュニティにおいて自然生態系のバランスを尊重しながら地域の生活の発展に寄与することを意味します。


    • 時計・宝飾品業界の素材、製品、慣行におけるサステナブルな革新と循環性に重点を置いた、業界の新たなマインドセットを構築する。


    目標3:バリューチェーン全体でインクルージョンを促進する
    WJIの全メンバーは、最低限のコミットメントを定義し、サプライチェーンが関連する認証を特定するために協働します。


    メンバーは、目標を達成するために次のような方法に対して協働することができます。


    - ティア1のサプライヤーの100%、ティア2のサプライヤーの60%~80%の認証取得を支援する。


    - クローズドループのプロセスの割合を増やし、業界で使用されている懸念すべき化学物質の漏出を防止するよう取り組みを進め、メタルフリーのなめし方法を普及させることで、従業員と自然が化学物質のリスクにさらされないようにする。


    - ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包摂性)を擁護し、ポジティブな変化を促進すべく業界全体で行動を起こす。


    - 製造現場や職場のデジタル化が進む中で、クラフツマンシップや業界のノウハウの保存・継承に貢献し、労働者の地位向上を支援する。


    詳細はこちらをご確認ください:www.wjinitiative2030.org


    カルティエについて

     


    世界有数のラグジュアリーメゾンとして、オープンなマインドと好奇心の代名詞とも言えるカルティエは、そのクリエイションにおいて際立ち、美が存在するあらゆるところにその美を明らかにします。ジュエリー、ファインジュエリー、ウォッチ、フレグランス、レザーグッズ、小物といったカルティエのクリエイションは、たぐい稀なクラフツマンシップと時代を超えたシグネチャーとの融合を象徴するものです。現在メゾンは世界中に約270のブティックを擁しています。


    www.cartier.jp

     


    ケリングについて


    ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾン、およびケリング アイウエアを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドはグッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(“Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。また、2021年には176億ユーロの売上高を達成し、グループ社員の数は年度末時点で42,000人に上ります。

    www.kering.com


     


    メディア問い合わせ先


    カルティエ - Florence Marin Granger – florence.marin-granger@cartier.com


    ケリング - Emmanuelle Picard Deyme – emmanuelle.picard-deyme@kering.com

     


    日本でのお問い合わせ先


    リシュモンジャパン株式会社 カルティエ コミュニケーション部 PR


    曽我部美乃 mino.sogabe@cartier.com


    佐藤友紀 yuki3.sato@cartier.com

     


    株式会社 ケリング ジャパン コミュニケーション&メディア

     


    産形利恵 rie.ubukata@kering.com


    田村絵李 eri.tamura@kering.com