H&M, ケリング、Worn Againがテキスタイルのサステイナブルなリサイクルを実現するためのパートナーシップを締結

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    サステナビリティ
    2015年3月30日月曜日

    H&M, ケリング、Worn Againがテキスタイルのサステイナブルなリサイクルを実現するためのパートナーシップを締結

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    ロンドン、パリ、ストックホルム:世界中で問題になっているテキスタイルの廃棄量に対する解決法を模索し続けてきた、この分野の先駆的新興企業であるWork Againは、ウェアの生産とリサイクルに関する革新的なソリューションを市場に導入するため、ファッション小売業のH&M、ラグジュアリー及びスポーツ&ライフスタイルブランドを展開するグループであるケリングとパートナーシップを結びました。

     

    2014年、ポリエステル繊維とコットン繊維の世界の生産量は約6500万トンでした。2020年には、これら繊維に対する世界の需要は9000万トンに上ると予測されています。1この状況や、廃棄され埋め立てに使われる衣料が増加している問題に対処するために開発されたWorn Againのテクノロジーは、廃棄された衣料やテキスタイルからポリエステルやコットンだけを分別して化学的に抽出する前例のないものです。このユニークなプロセスでは、抽出され再度集められたポリエステルやコットンセルロースから新たに生地を作りだし、テキスタイルの”循環調達モデル”を作ることを目的としています。

     

    この新しいテクノロジーは、テキスタイルからテキスタイルを作り出すリサイクルシステムにおいて大きな課題となってきた、混合繊維の分別や、ポリエステルやセルロースからの染料やその他化学物質の分別についてのソリューションとなるものです。

     

    このWorn Againのテクノロジーは現在、開発テストにおいて次の段階に入ろうとしています。グローバル企業であるH&Mとケリング、ケリング傘下のブランドであるプーマは、先進的な考え方のもと、このテクノロジーをモニタリングしていきます。

    このテストでは、回収した原材料から糸を作り出し、生地や衣料を生みだしていくことで、このテクノロジーが商業的に適応可能であり、衣料とテキスタイルの循環リサイクルのための効果的なソリューションとなる可能性を検証していくことを目的としています。

     

    “ケリングと、Worn Againとともにこのプロジェクトをスタートすることをとても喜ばしく思っています。長期的に見て、このプロジェクトはファッションが作り出される仕組み自体を変え、原材料を調達する際に地球にかかる負担を大幅に削減することができるでしょう。ファッションを循環モデルで作り出していくというゴールに大きく近づくことが出来るはずです。”とH&Mのヘッド・オブ・サステナビリティであるアナ・ゲッダは語りました。

     

    “私たちの地球が抱える環境問題に立ち向かうには、革新が必要です。H&MとWorn Againとの今回のコラボレーションは、テキスタイルの廃棄量を減らすと同時に、ケリングのスポーツ&ライフスタイルブランドで使用するサステイナブルな原材料を新しいかたちで調達するための抜本的な解決案を提示するもので、革新の好例であると言えるでしょう。”と、ケリングチーフサステナビリティオフィサーであるマリ=クレール・ダヴォは語っています。

     

    Worn AgainのCEOであるシンディ・ローズは次のように述べています。“私たちのテクノロジーは、全てのブランドや、テキスタイルのリサイクル業者、サプライヤー、消費者を巻き込んだグローバルビジョンの核にあるもので、衣料品を、埋め立て用で終わらせるのではなく市場で循環させ、グローバルで使用される原材料の一部として繰り返し使用していくという共通のゴールに向かっています。"

     

    About H&M

     

    H & M Hennes & Mauritz AB (publ) は1947年にスウェーデンで設立され、ストックホルムにあるOMX北欧証券取引所に株式を上場しています。H&Mのビジネスコンセプトはファッションとクオリティを最良の価格で提供することです。H&Mに加え、グループ傘下にはH&M Homeの他、& Other Stories、COS、Monki、Weekday、Cheap Mondayといったブランドがあります。現在世界57の市場にフランチャイズを含む約3,500店舗を展開しており、2014年度の売上高は1,766億2000万スウェーデンクローナ(付加価値税含む)で、社員数は約13万2千人です。詳しくはウェブサイト、hm.comをご覧ください。

     

    About Keringケリングについて

     

    アパレルとアクセサリーのカテゴリーに特化したグローバルリーダーであるケリングは、選び抜かれたラグジュアリーブランドとスポーツ&ライフスタイルブランドを展開しています:グッチ、ボッテガ・ヴェネタ、サンローラン、アレキサンダー・マックイーン、McQ、バレンシアガ、ブリオーニ、クリストファー・ケイン、ステラ・マッカートニー、トーマス・マイヤー、セルジオ・ロッシ、ブシュロン、ドド、ジラール・ペルゴ、ジャンリシャール、ポメラート、キーリン、ユリス・ナルダン、プーマ、ボルコム、コブラ、エレクトリック、トレトンシグネチャーである«empowering imaginationイマジネーションをその先へ»のとおり、ケリングは想像力を伸ばしていくことによって、ブランドが最もサステイナブルな方法でポテンシャルを実現するよう後押ししています。120以上の国でビジネスを展開して2014年には100億ユーロの収入を達成し、グループ社員の数は年度末時点で37,000人に上ります。ケリング(旧社名PPR)はユーロネクスト・パリに上場しています(FR 0000121485, KER.PA, KER.FP)。www.kering.com

     

    About Worn Againについて

     

    Worn Againは循環調達モデルとして開発されたテクノロジーによってグローバルアパレル&テキスタイル業界から産出されるテキスタイル廃棄量を削減していくという大胆なビジョンを持った、イギリスを拠点とするイノベーションビジネスです。2005年にイーストロンドンで創業したWorn Againは廃棄されたテキスタイルから消費者向け商品を作り出す”アップサイクリング“ビジネスとしてスタートしました。その後、2007年以降はB to Bビジネスコンサルティングに移行し、ヴァージンアトランティック、ユーロスター、ロイヤルメール、ヴァージンバルーンフライト、マークス&スペンサー、ナショナルグリッド、マクドナルドなど大手ブランドと組んで革新的な商品やテキスタイルの廃棄量をゼロとするプロジェクトに関わっています。

     

    Contacts

     

    H&M

    H&M       +46 (0)8 796 53 00       mediarelations@hm.com

     

    Kering

    Atsuko Shizukawa       + 81 (0)3 3486 2157       atsuko.shizukawa@kering.com

     

    Worn Again

    Nicky Wimble       +44 (0)7876476402       nicky@wornagain.co.uk