ケリング・ファウンデーションが 女性と子どもへの暴力の交差性に関する研究プログラムを開始

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    ケリング・グループ
    2025年12月08日月曜日

    ケリング・ファウンデーションが 女性と子どもへの暴力の交差性に関する研究プログラムを開始

    ケリング・ファウンデーションは、カナダのマギル大学およびSexual Violence Research Initiative(SVRI)と協力し、女性への暴力と子どもへの暴力の見過ごされがちな関係性に焦点を当てた革新的な研究プログラムを立ち上げます。これは世界的に深刻で社会に深い影響を与えながら、十分に研究されていない課題に取り組むものです。


    今後複数年にわたって進めるこの取り組みでは、エビデンスに基づいた地域主導の研究を強化し、女性への暴力と子どもへの暴力がどのように関連し、重なり合うのかを明らかにします。さらに、プログラムやサービス、介入を通じて効果的な解決策を模索します。


    この取り組みの一環として、マギル大学は、博士課程やポストドクトラル研究員の育成を強化します。体系的なエビデンスレビューや、家庭内暴力・児童虐待防止に関する社会政策の研究に加え、カナダとフランスにおける家庭外養育での子どもの権利の実現・保障に関する国際研究プロジェクトに参加し、子ども、ケア提供者、専門職の声を反映した実践的な研究経験を提供します。


    SVRIは、女性への暴力(VAW)と子どもへの暴力(VAC)の交差に関するエビデンス構築を目的に、低・中所得国の若手研究者を対象とした博士・ポストドクトラルフェローシップや能力強化を支援します。また、地域主導で生活実態に根ざした研究を推進し、主要な関係者間のパートナーシップを促進することで、分野の発展と変革を後押しします。


    マギル大学とSVRIという二つのパートナーとともに、ケリング・ファウンデーションの研究プログラムでは、共同イベント、ウェビナー、ワークショップ、アドボカシー活動を通じて、研究成果を広く発信し、政策提言や分野横断的な対話を促進することで、研究を実践につなげることを目指します。


    次世代の研究者への投資と国際的な協働を通じて、ケリング・ファウンデーションは、ジェンダーに基づく暴力と子どもへの暴力が交差する領域における研究を強化し、研究と実践のギャップを埋め、暴力撲滅に取り組む関係者の協働体制を充実させます。


    「過去17年間、女性と子どもへの暴力撲滅に向けた協働が、効果的で持続的な成果を生むことを見てきました。今回、基礎研究だけでなく、地域社会に根ざした解決策の普及にも豊富な経験を持つ二つの専門機関とともに、この新しい研究プログラムを開始できることを大変うれしく思います」
    フランソワ=アンリ・ピノー、ケリング・ファウンデーション会長


    「ケリング・ファウンデーションのビジョンとコミットメントに深く感謝しています。この支援により、次世代の学者を育成するだけでなく、暴力と権利侵害の影響を最も受ける人々の現実に根ざした方法でそれを実現できます。さらに、厳密な調査や国際的な協働、子どもやケア提供者、現場の専門職との有意義な対話を重ねることで、政策と実践をより効果的に変えるための新たな知見を生み出します」
    デルフィーヌ・コリン=ヴェジナ、マギル大学教授・児童・家族研究センター所長


    「SVRIは、女性と子どもへの暴力に対するエビデンスに基づく対応を推進しています。この取り組みを拡大するには、持続的な投資が不可欠であり、特に地域主導で生活実態に根ざした研究が重要です。ケリング・ファウンデーションの支援により、地域に深い洞察を持つ新しい世代のリーダーを育成し、暴力のない未来に向けた変革を後押しします」
    エリザベス・ダートナル、SVRIエグゼクティブ・ディレクター
     

    ケリング・ファウンデーションについて
    2008年に設立されたケリング・ファウンデーションは、女性と子どもが安全に暮らし、成長できる、暴力のない世界の実現を目指しています。そのため、暴力の被害者に包括的なサービスを提供する地域の団体や、予防のための取り組みを支援しています。また、ケリングのネットワークを活用し、暴力被害者が安心して働ける職場の整備に努めるとともに、社会に働きかけ、追加のリソースを動員し、世代を超えて暴力をなくすために取り組んでいます。取り組みの効果を最大化するため、ケリング・ファウンデーションは、世界6カ国(アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、メキシコ、韓国)の地域のパートナーと協力しています。過去15年間で、ケリング・ファウンデーションは100万人の女性サバイバーを支援し、100以上の非営利団体と提携してきました。
    Keringfoundation.org
    Instagram and LinkedIn: @KeringFoundation


    マギル大学について
    1821年にカナダ・ケベック州モントリオールで創立されたマギル大学は、カナダで最も高く評価される大学のひとつで、特に医療系分野で高い実績を誇ります。国内外の大学ランキングで常にトップクラスに位置し、世界的に知られる高等教育機関です。同大学には12の学部と14の専門学校があり、700以上の学習プログラムを提供しています。学生数は4万人を超え、そのうち1万人以上が大学院生です。研究活動は3つのキャンパスに広がっています。マギル大学には世界約
    150か国から学生が集まり、留学生は約1万1千人で全体の27%を占めます。学生の半数以上が英語以外を母語とし、約20%はフランス語を母語としています。


    SVRIについて
    SVRIは、女性や子どもへの暴力、そしてジェンダー不平等に起因するその他の暴力に関する研究を推進する、世界最大規模のネットワークです。特に低・中所得国に焦点を当て、研究の発展と実践的な解決策の普及に取り組んでいます。

    プレス窓口


    ケリング・ファウンデーション
    Elsa Fontanille | +33 (0)6 70 27 76 67 | elsa.fontanille@kering.com

    McGill
    Aurélie Boucher | aurelie.boucher@mcgill.ca

    SVRI
    Clara Roig | +34 (0)6 78 05 10 57 | clara@svri.org

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