サステナビリティ
2017年1月25日

ケリングは、次世代のサステナビリティ戦略を導入し、 ラグジュアリーの新たな道を切り開きます

ケリングは「プラネタリー・バウンダリー」内で活動する新しいサステナブル・ラグジュアリーを定義します。 また、意欲的な「2025 年ターゲット目標」を設定し、同目標に達するまでのマイルストーンを定めました。 ケリングの戦略は、国連の「持続可能な開発目標」と足並みを揃え、科学的根拠に基づいたターゲット目標を包括しています。

 

ケリングは、グループのラグジュアリーブランド全てに関わるサステナビリティ戦略の次段階についての取り組みについて発表しました。 次なるステージでは、今後 10 年に亘っての自社活動、及びサプライチェーン全体に及ぶ 360°アプローチを実施し、環境インパクト の減少、グループ内外の社会福祉支援、また革新的かつ今までの仕組みを変えるようなプラットフォーム作りに引き続き 取り組みます。ケリングは低炭素経済に向けた努力を支持し、人類が活動できる“地球の境界―プラネタリー・バウンダリー”を 意識したサステナブル・ラグジュアリーの未来を形作る手助けをしますi。

 

ケリングは、サステナブルなグループ企業として、既にあらゆる事業で意義ある改良を行い、特にラグジュアリー部門では環境への 負荷を軽減することに成功しています。更に、ケリングの環境へ与える影響は、同規模の売上高のグローバル企業と比較しても その 45%以下となっていますii。進歩的な 2016 年サステナビリティ・ターゲット目標に続き、今回はこのサステナビリティに対する 意欲を更に高めました。ケリングはグループの成功を基に、ここに至るまでに得た教訓に学び、独自のターゲット目標を 展開しています。サステナビリティ戦略の次なるステージでは、現在の、そして将来のビジネスにおける優先順位と足並みを 揃えることになります。ケリング、グループのラグジュアリーブランドの CEO、そしてこれらブランドの創造に富むディレクターや スタッフたちが、一年の調査プロセスを通じて、経営上適切な情報を提供し、ブランドの全機能及びカテゴリーにサステナビリティの 概念を浸透させるため、一体となって練り上げました。

 

ケリング会長兼 CEO フランソワ=アンリ・ピノーは、次のように述べています。「私は、サステナビリティこそがビジネスバリューを 再定義し、将来の成長を牽引していくという認識を、改めて確信しました。ビジネスリーダーとして、私たちは皆、果たすべき重要な 役割を担っています。私たちのサステナビリティ戦略を次なる重要な段階へと進ませるべく、グループのラグジュアリーメゾンの CEO た ち と 共 に そ の 概 念 を 浸 透 さ せ て き ま し た 。 私 た ち の 戦 略 は 、 将 来 に 向 け て 継 続 的 に サ ス テ ナ ビ リ テ ィ に 対する認識を深めるために、事業の再設計を行い、ラグジュアリー業界の変換を実現させ、現在社会及び環境が直面している難問 に対処することに貢献していきます」

 

ケリングのビジョンの基礎にあるのは、サプライチェーン全体で環境・社会的なインパクトに取り組むため、自社直営事業が従来 考えられている限界値を大きく超えることで、初めて企業が真にサステナブルになるという認識です。従って、戦略の及ぶ範囲には サプライチェーン全体が組み込まれ、設計工程の最初の段階からサステナビリティの概念を組み込むことを目指します。国連の 「持続可能な開発目標 」 (SDGs)を基に、ケリングは、定量化できる 2025 年ターゲッ ト目標を、CARE-ケア(配慮 )、 COOLABORATE-コラボレート(協業)そして CREATE-クリエート(創造)という 3 つのテーマで戦略の中に包括しました。 この期間にカギとなるマイルストーンを目指すことで、効果的な進展につなげます。以下が特筆すべき点となります:

 

地球のケア:

  • 科学的なアプローチで「プラネタリー・バウンダリー」 範囲内の資源を使用し、ケリングの事業活動から発生する 炭素放出を温室効果ガス(GHG)プロトコルの及ぶスコープ 1、 2 及び 3 においてiii2025 年までに 50%減少削減を 目指す。
  • 更に、ケ リングの環境損益計算書(EP&L) ivの少な くとも 40%抑制を目標 と して設定。全サプ ライチ ェーンで 環境インパクトに取組む事を意味し、残留炭素放出vさらには水使用、水質・大気汚染、廃棄物発生そして土地利用変容 も含む。
  • “サステナビリティのサプライヤー指数”を創り、サプライヤーは原材料及び工程に対するケリングの高度な基準を 2025 年 までの 100%履行を目標とする。トレーサビリティ(追跡管理)、動物福祉、化学製品使用そして社会福祉についても 高い規準を設定。
  • サステナブルなデザインを促進し、部品調達から製造そして輸送から消費者使用に至る各段階で環境インパクトを 最少化し、オープンソースのツールを創り、ケリング基準に基づいた製品を査定。
  • ファブリックとテキスタイルのための、ケリングのマテリアル・イノベーション・ラボ(MIL)成功に続いて、ウォッチとジュエリーに フォーカスした MIL を創設し、サステナブル・オルタナティブを提供。
  • 新しいインセット・アプローチを含むオフセット・コミットメントを拡大し、サプライチェーン全体での行動が社会的価値を 生むと同時に、気候にも有益な結果を生み出す取り組みを行う。

 

人々とコラボレート:

  • クラフツマンシップの伝統と、彼らを支えるコミュニティーの継続を支援。
  • サプライチェーン全体に重点を広げ、原材料の供給を担うコミュニティーの暮らしを改善。
  • 国連の「持続可能な開発目標」達成を測る、業界トップのシステムを展開。
  • 優れた大学との現行パートナーシップを有効活用し、サステナビリティ・ソリューションを見出すための協力展開を継続。
  • 1 月 1 日から適用されるグループ育児支援制度、2018 年までに創設する職場福利制度、そして 2020 年までに 創設する従業員援助制度を含む、進歩的な雇用を行う。
  • あらゆるレベルで男女平等を実践。
  • ラグジュアリー業界において選ばれる企業となるよう努める。

 

新しいビジネスモデルをクリエート:

  • ラグジュアリー部門の従来工程を一変させ、産業に影響を及ぼす革新的イノベーションに投資。
  • リサイクル布地を用いた新品衣類の製造を介して、バイオテクノロジーの実地踏査と、循環経済促進を含む、原材料 調達のための新しくサステナブルなソリューションを展開。
  • 内部購買プラットフォームを増強し、高品質でサステナブルな原材料を入手。
  • 内部ガバナンスを通じてビジョンを行動に変換するため、イノベーションを奨励し、可能性を与える。
  • 新しいアイディアを生むため、若手リーダーによるアドバイザリーグループを創設。

 

チーフ・サステナビ リティ・オフィサー兼国際機関渉外責任者マ リー=クレール ・ダヴォーは、次のように述べています。 「ラグジュアリービジネスは、新世代のお客様が持つ関心事に対応しながら、変化しつつあるこの世界に適合するために ラグジュアリーについての再考が必要です。この数年来、重要な進歩を遂げてきた私たちは、高度な環境・社会基準を求めて更なる 努力を続けます。触媒作用を及ぼすイノベーションを通してこそ、私たちのビジネス、また業界自体が真にサステナブルであるために、 改良の更に上を行く、根本的変化を遂げることができるのです。私たちの遂げている進歩を 3 年ごとに共有しつつ、ソリューション及び アプローチをオープンソースとし、ラグジュアリー業界におけるサステナビリティ拡大支援を継続します」

 

About Kering ケリングについて

グローバル・ラグジュアリー・グループであるケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、ウォッチ製品を扱うラグジュアリー ブラン ドのと して選び抜かれたラグジュア リーブラン ドを擁 しています。グ ッチ、ボ ッテガ ・ヴェネ タ、サンローラン 、 アレキサンダー・マックイーン、バレンシアガ、ブリオーニ、クリストファー・ケイン、McQ、ステラ マッカートニー、トーマス・マイヤー、 ブ シ ュ ロ ン 、 ド ド 、ジ ラール ・ペル ゴ 、ジ ャ ン リ シ ャール 、ポメ ラー ト 、キー リ ン 、ユ リス ・ ナル ダ ン 。ケ リ ングは ま た ス ポ ー ツ & ラ イ フ ス タ イ ル ブ ラ ン ド で あ る プ ー マ 、 ボ ル コ ム 、 コ ブ ラ も 展 開 し て い ま す 。 シ グ ネ チ ャ ー で あ る 、 «empowering imagination イマジネーションをその先へ»のとおり、ケリングは想像力を伸ばしていくことで、ブランドがその可能性を 最もサステナブルな方法で実現するよう後押ししています。120 以上の国でビジネスを展開、2015 年には 115 億ユーロの収入を 達成し、グループ社員の数は年度末時点で 38,000 人に上ります。ケリング(旧社名 PPR)はユーロネクスト・パリに上場しています (FR 0000121485, KER.PA, KER.FP)。

 

 

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i「プラネタリー・バウンダリー」とは、2009 年にストックホルム・レジリエンス・センターが主導する科学者グループが提案した地球システム フレームワークの中心コンセプト。グループは、あらゆるレベルの政府、国際機関、市民社会、科学者コミュニティー、民間企業をはじめとする 国際コミュニティーのために、持続可能な発展の必須条件として、「人類のための安全動作領域」を定義するように設計した 9 つの 「プラネタリー・バウンダリー」フレームワークを提案した。

ii 2013 年グループ EP&L 結果に関する 2015 年 5 月プレスリリース参照: http://www.kering.com/en/press-releases/kering_opensources_environmental_profit_and_loss_account_methodology_to_catalyse

iii アップストリーム・トランスポーテーションやディストリビューション、飛行機による出張、燃料、エネルギーに関連する放出は、範囲 3。

iv EP&L は、会社の直接運営及びサプライチェーン全体の総合環境インパクトを分析し、これら活動がもたらす環境変化の社会的費用を 試算。

v スコープ 3 の購買品およびサービスに由来する放出は、Tier 4 の原材料に帰する。

 

 

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