EP&Lの意義
EP&Lは、ケリングのサプライチェーン、生産工程、原材料の加工による環境負荷を大幅に低減することを目的とした、グループの意思決定の指針となります。

EP&Lを用いることで得られる利点
EP&Lは、グループと各ブランドの事業活動を包括的かつ明確に把握するのに役立ちます。サプライチェーン、生産工程、原材料調達のいずれにおいても、環境負荷を大幅に低減するためにケリングができることを提示してくれます。EP&Lは、次の3段階で適用されます。
- 環境負荷の特定
- 複雑かつ多様化したグループ事業とサプライチェーンに適したビジネスモデルの構築
- 意思決定のサポート
グループ内におけるEP&Lの展開は、ケリングの環境負荷を低減し、あらゆる面で目に見える効果を生み出すのに役立っています。
1.より詳しい情報の提供
主な影響に対する理解を深め、貨幣価値に換算することで、場所、原材料、工程、製品、技術の評価を行います。
2.明確かつ戦略的な選択
環境問題と販売機会を浮き彫りにすることで、原材料調達を改善するためのガイドライン、測定可能な目標とポリシーを立案するサポートをします。
3.サプライヤーとの関係強化
主要なサプライヤー(原材料生産者から製品組立業者まで)の徹底した協力体制は、環境問題を克服するための長期的な協力関係の強化と確保につながります。
4.透明性の向上
EP&Lは、最善策を共有し、優先事項の相互理解を確立するために、ケリングのステークホルダーとの対話を促進します。
5.パフォーマンスの向上
環境負荷をシンプルに提示することで、ケリング社内における環境負荷に対する理解を深めることができます。EP&Lは、サプライチェーンの変化、原材料の品質や入手可能性に関する変動の要因に対処するのに役立ちます。また、ケリングの環境関連プロジェクトや投資パフォーマンスを評価するための明確な根拠を提示します。