2016年5月6日
ケリングとカンヌ映画祭 ジーナ・デイヴィスとスーザン・サランドンに 2016 年‘Women in Motion’アワードを授与

第 2 回’Women in Motion’プログラムの一環として、ケリングとカンヌ映画祭は 2016 年 5 月 15 日(日)に共催し た「プレジデンシャル・ディナー」の席で、アメリカのアカデミー賞受賞女優ジーナ・デイヴィスと、アカデミー賞および BAFTA(英国アカデミー)賞受賞女優スーザン・サランドンの両名に、映画産業、および女性の地位向上に対する 際立った貢献を称え’Women in Motion’アワードを授与しました。『テルマ&ルイーズ』に主演したふたりの女優 は’Women in Motion’アワードの授賞式で再会し、同映画の 25 周年を祝しました。
また、’Women in Motion’アワードの趣旨に沿い、ジーナ・デイヴィスとスーザン・サランドンが、若く才能ある チュニジア出身の監督レイラ・ボウジディ、シリア出身の監督ガヤ・ジジ、イラン出身のライター兼監督のイダ・ パナハンデの 3 名を’Women in Motion’アワードに選出しました。同賞を受賞した 3 名はこれから現在進行中の プロジェクトへの経済的な支援を受けることとなります。
2015 年のプレジデンシャル・ディナーの哲学に則ってディナーを提供するのは、フランスで唯一女性として三ツ星 を獲得した名高いフランス人シェフ、アンヌ=ソフィー・ピック。複雑な風味の組み合わせと力強い味わいを追求 することで知られるシェフです。
‘Women in Motion’ について
‘Women in Motion’プログラムは、映画産業のスクリーン上と制作者側の両方における女性の地位をめぐる議論を 活発化させ、その動きを反映するように促すことを目的としています。ケリングとカンヌ映画祭のパートナーシップの 一環として 2015 年 5 月に発足した‘Women in Motion’は、現在カンヌ映画祭の公式プログラムに欠かせないもの になっています。プログラムはトークセッションとアワードと大きく二つに分けられます。トーク・セッションでは、一人 または複数人のゲストが参加して映画祭期間中に行う一連のオープン形式のインタビュー/ディスカッションで、 映画産業における女性の様々な問題について検討し、意見を交換する機会を提供します。‘Women in Motion’ アワードは、カンヌ映画祭の「プレジデンシャル・ディナー」の席で、毎年、象徴的な活躍を見せた人物と、前途有望 な才能をもつ人物に授与されます。2015 年、’Women in Motion’アワードは、女優であり、プロデューサー、 精力的な慈善活動家であるジェーン・フォンダと、インディペンデントで活動するプロデューサー、ミーガン・エリソン に贈られました。
トークセッションは連日カンヌのマジェスティック・ホテルを会場に開催されます。本年は女優、映画監督、そして プロデューサーの肩書きをもち、長年にわたる充実したキャリアが世界でも認められているジョディ・フォスターが、 そのオープニングトークを務めました。その他以下のスピーカーによるトークを予定しています。
- ジュリエット・ビノシュ(女優、WDIT 諮問委員会メンバー)
- マリアンヌ・スロット(『Elles』のプロデューサー、Cinema du monde 前委員長、WDIT 諮問委員会メンバー)
- パトリシア・リゲン(『天国からの奇跡』の監督、WDIT 諮問委員会メンバー)
- キアラ・ティレシ(監督、WDIT 創立者)
- Geena Davis Institute on Gender in Media(メディアにおけるジェンダー研究所)よりジーナ・デイヴィス(同創立者)
- マデリン・ディ・ノンノ(同 CEO)
- スーザン・サランドン(女優)
- サルマ・ハエック・ピノー(女優、プロデューサー、監督)
- クロエ・セヴィニー(女優、元モデル、デザイナー、監督)
- ケリ・パットナム(Sundance Institute 事務局長)
- セリーヌ・ラトレー(プロデューサー)
- レナ・ロンソン(UTA Independent Film Group 代表)
- フランシーヌ・ラヴェニー(European Women’s Audiovisual Network(EWA)広報・報道部長)
プログラムの詳しい内容はこちら:http://www.womeninmotion.com/
(すでに実施されたトークセッションのビデオもご覧頂けます。)
Geena Davis ジーナ・デイヴィス
ジーナ・デイヴィスはボストン大学、ベイツ大学、ニューイングランド大学から名誉学位を受けています。1989 年、 デイヴィスはローレンス・カスダン監督の『偶然の旅行者』でアカデミー助演女優賞を受賞。リドリー・スコット監督に よる『テルマ&ルイーズ』のテルマ役で、再びアカデミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされました。『プリテ ィ・リーグ』でもゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされています。その他、『トッツィー』『ザ・フライ』 『ビートルジュース』『ロング・キス・グッドナイト』『スチュアート・リトル』などアイコニックな映画に出演。2012 年、国連 電気通信連合(ITU)の女性・少女特使に任命されました。国連ウィメンの公式パードナーとして、世界における 男女平等の推進と女性のエンパワーメントという目標に向けて取り組んでいます。また、「カリフォルニア州女性の 地位委員会」の議長も務めています。2015 年には、「ベントンビル映画祭(BFF)」という、娯楽産業における女性と 多様性を支援する前例のないイニシアチブを立ち上げ、共同創立者兼会長を務めています。BFF は、マイノリティ と女性を主役とするコンテンツの商業的価値を大幅に引き上げるためのプラットフォームを提供します。また、 非営利組織「メディアにおけるジェンダー研究所」の創立者・所長でもあります。この研究所は映画とテレビ番組の 制作者に対し、11 歳以下の子供を対象とするメディアにおいて、女性登場人物の割合を飛躍的に上昇させ、かつ 男女の類型化の減少を促進することに成功しています。
Susan Sarandon スーザン・サランドン
アメリカ人映画女優のスーザン・サランドンは、1970 年に映画『ジョー』でデビュー。1975 年の古典的なカルト映画 『ロッキー・ホラー・ショー』で高い評価を得ます。『デッドマン・ウォーキング』の演技でアカデミー賞を受賞し、 『アトランティック・シティ』『テルマ&ルイーズ』『ロレンツォのオイル/命の詩』『依頼人』でオスカーにノミネートされ ました。『依頼人』では BAFTA(英国アカデミー賞)の主演女優賞も受賞しています。テレビでは、『フレンズ』 『マルコム in the Middle』『バーナード・アンド・アリス』『死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実』を含め、 5 回にわたってエミー賞にノミネートされました。現在はローズ・バインおよび JK シモンズと『ザ・メドラー』(ソニー・ クラシックス)に主演しています。 活動家としてのサランドンは、飢餓との戦い、女性問題の推進に多くの時間を捧げてきましたが、現在は難民危機 への対処に取り組んでいます。
About ‘Women in Motion’
The aim of the ‘Women in Motion’ programme is to stimulate discussion and encourage reflection on the place of women in the film industry, both on and off the screen. Launched in May 2015 as part of the partnership between Kering and the Festival de Cannes, ‘Women in Motion’ is now an integral part of the Festival’s official programme. The programme features two fundamental components: the Talks, which are a series of open interviews with one or several guests, which take place throughout the duration of the Festival, to create a platform for considering and exchanging views on the multi-faceted issue of women in the film industry; and the ‘Women in Motion’ Awards, presented each year to an iconic figure and to one or several up-and-coming talents at the Festival de Cannes “Presidential Dinner”.
About Kering ケリングについて
アパレルとアクセサリーのカテゴリーに特化したグローバルリーダーであるケリングは、選び抜かれたラグジュアリーブ ランドとスポーツ&ライフスタイルブランドを展開しています:グッチ、ボッテガ・ヴェネタ、サンローラン、アレキサンダ ー・マックイーン、バレンシアガ、ブリオーニ、クリストファー・ケイン、McQ、ステラ・マッカートニー、トーマス・マイヤー、 ブシュロン、ドド、ジラール・ペルゴ、ジャンリシャール、ポメラート、キーリン、ユリス・ナルダン、プーマ、ボルコム、コブ ラ。シグネチャーである«empowering imaginationイマジネーションをその先へ »のとおり、ケリングは想像力を伸 ばしていくことによって、ブランドが最もサステイナブルな方法でポテンシャルを実現するよう後押ししています。120 以上の国でビジネスを展開して2015年には115億ユーロ以上の収入を達成し、グループ社員の数は年度末時点 で38,000人に上ります。ケリング(旧社名PPR)はユーロネクスト・パリに上場しています(FR 0000121485, KER.PA, KER.FP)。
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