ウーマン・イン・モーション
映画界に貢献する女性に光を当てるべく2015年に発足した「ウーマン・イン・モーション」は、芸術と文化産業における人々の意識改革を促し、男女差別を根絶するためのプラットフォームとしての役割を果たしてきました。2016年より、同プログラムは写真、文学、造形美術の分野にも活動を広げています。

長期にわたるコミットメント
ケリングでは最優先事項の一つとして女性のための取り組みを行ってきました。ケリングは、世界中で女性が受けている暴力と闘うためのファウンデーションの設立や男女平等に基づいた社内方針の設定に加え、2015年からは文化や芸術の分野における男女不平等と闘っています。ケリングは、同年にカンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーとなり、映画界の表舞台と舞台裏の両方において映画界に貢献する女性に光を当てることを目的に「ウーマン・イン・モーション」プログラムを発足しました。
「ウーマン・イン・モーション」は発足以来、女性のためのプラットフォームを提供することと、才能ある女性を称えることの2点に重点を置いています。
2015年からの「ウーマン・イン・モーション」のハイライトを振り返る
新しい文化的側面を持つ映画業界
クリエイティブな世界における平等を求める闘いは映画界だけにとどまりません。「ウーマン・イン・モーション」は、写真や文学、造形芸術など他の芸術創造の分野へも活動の範囲を広げています。
「ウーマン・イン・モーション」は2016年より、才能ある若い女性写真家を表彰するアルル国際写真フェスティバルのマダム・フィガロ賞に協賛しています。2019年には、「ウーマン・イン・モーション」フォトグラフィー・アワードと「ウーマン・イン・モーション」ラボの2つの取り組みを通じてアルル国際写真フェスティバルとパートナーシップを結び、女性写真家への支援を強化しました。「ウーマン・イン・モーション」ラボは、女性の写真史学者によって実施されているリサーチプロジェクトで、写真誌における女性の地位についての参考図書を出版することを目標としています。目的:女性写真家の認知とこの芸術分野における男女平等への貢献。
「ウーマン・イン・モーション」は、活動の幅を文学にも広げています。このプログラムでは、特別にレイラ・スリマニを迎え、社会における女性作家の地位についてのトークを開催しました。また、フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリとパートナーシップを結び、エジプト人アーティストのアンナ・ボギゴヤンの展覧会を始め、造形芸術も支援しています。
ケリングは「ウーマン・イン・モーション」のプログラムの一環として、国際女性デーを機に、ペネロープ・バジュー原作の漫画”Culottées”のアニメシリーズ、”Brazen”のローンチをサポートします。
才能ある女性を称える
毎年、「ウーマン・イン・モーション」アワードは、自らの選択やキャリア、世界観を通じて女性の立場向上に努める傑出した女性や才能ある若い女性に授与されています。これまでの受賞者をご覧ください。
詳しく見る変化への取り組みを支援
「ウーマン・イン・モーション」は、映画やアニメーション、写真、造形美術のあらゆる分野の女性たちにスポットライトを当て、芸術と文化を支援することに尽力しています。「ウーマン・イン・モーション」のプログラムは、展覧会や研究、出版物の企画などを通し、人々の視点を変え、男女平等を推進することを目的としています。
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