ケリング・グループ

変化への取り組みを支援

「ウーマン・イン・モーション」は、映画やアニメーション、写真、造形美術のあらゆる分野の女性たちにスポットライトを当て、芸術と文化を支援することに尽力しています。「ウーマン・イン・モーション」のプログラムは、展覧会や研究、出版物の企画などを通し、人々の視点を変え、男女平等を推進することを目的としています。

映画とアニメーション

2015年にカンヌ国際映画祭で発足して以来、「ウーマン・イン・モーション」は、映画やアニメーションの分野で活躍する女性たちの活躍を紹介することに特化したプラットフォームになっています。「ウーマン・イン・モーション」は、ドキュメンタリーや回顧展、メンターシッププログラムなどを通じて、それぞれの分野で活躍する女性たちを支援しています。

アリス・ギイ、第7芸術への支援

1873年生まれのアリス・ギイは、史上初の女性映画監督でありプロデューサーでした。フランスとアメリカで大成功を収めた後、彼女の名前は映画の歴史から消え、その作品は長い間追跡不可能なままでした。彼女の功績を称え、放送局のアルテは「ウーマン・イン・モーション」の協力のもと、ドキュメンタリー番組を制作しました。

アイダ・ルピノ:回顧展

アメリカ映画界のパイオニアであり、男性優位の業界で稀有な女性監督だったアイダ・ルピノは、1950年代のハリウッドのスタジオシステムに革命を起こし、全米監督協会より2人目の女性監督として認められました。ルピノ作品の復刻版を記念し、代表作4作品が2020年9月30日より劇場公開されました。

女性監督・プロデュースによるアニメーションシリーズ『キュロテ』

2020年の国際女性デーを記念し、ペネロペ・バジュー原作の漫画『キュロテ(Culottées)』をSILEX filmsが製作したアニメーションシリーズ”Brazen”を後援しました。

『テルマ&ルイーズ』のプライベート上映会

「ウーマン・イン・モーション」プログラムの一環として、アメリカでの女性参政権100周年を記念したイベントで、女優のスーザン・サランドンとジーナ・デイヴィスのキャリアを称えました。イベントは2020年1月にニューヨーク近代美術館で開催され、リドリー・スコット監督による金字塔的作品『テルマ&ルイーズ』のプライベート上映会には、多くの芸能界、ファッション界、文化界のリーダーたちが出席し、2016年にアカデミー賞を受賞した2人の女優のキャリアに敬意を表しました。

ドキュメンタリー映画『アニエスによるヴァルダ』の後援

2015年と2018年にアニエス・ヴァルダと実施した2回の「ウーマン・イン・モーション」トーク、そして2017年にケリング本社で開かれたヴァルダのオスカー受賞の祝賀会に続き、ケリングは再び映画監督アニエス・ヴァルダとパートナーシップを結びました。第69回ベルリン国際映画祭でプレミア上映されたドキュメンタリー作品『アニエスによるヴァルダ』を後援しました。

ジェーン・フォンダ:回顧展

2018年10月、「ウーマン・イン・モーション」とシネマテーク・フランセーズが共同で、ジェーン・フォンダ回顧展を開催。2015年に初めて「ウーマン・イン・モーション」アワードを受賞したジェーン・フォンダは、オープニングナイトの「ウーマン・イン・モーション」トークで、女優、プロデューサー、熱心な慈善活動家としての自身の経験を語りました。

アニエス・ヴァルダ監督作品『歌う女・歌わない女』復刻版

2018年7月、「ウーマン・イン・モーション」は映画『歌う女・歌わない女』復刻版の公開を後援。製作チームにおける男女平等を初めて訴えた映画の一つである『歌う女・歌わない女』は、アニエス・ヴァルダが深く抱いていたフェミニズムと女性の自己決定権の信念をスクリーンで大胆に描いた作品です。

“L'Image et son Double “主催のカンファレンス

2018年3月29日、30日に行われた、”L'Image et son Double”主催の「ヌーヴェルバーグから現代までのフランス人女性映画クリエイターの役割」をテーマにしたカンファレンスに、世代を超えた20名以上のフランス人の女性クリエイターや文化・教育分野の専門家が参加しました。「ウーマン・イン・モーション」はこのプロジェクトをサポートし、フランス人女性の映画製作の歴史に特化した初の討論会となりました。

アニエス・ヴァルダへのオマージュ

2017年12月、アニエス・ヴァルダは、女性映画監督として初めてアカデミー名誉賞を受賞しました。ケリング本社にて特別なイブニングイベントが開催され、130人の著名な業界関係者がお祝いしました。

サンダンス映画祭

2016年のサンダンス映画祭で、ケリングはサンダンス・インスティテュートと提携し、6人の女性監督やプロデューサーに1年間のメンターシップを提供する”Women at Sundance Fellowship”プログラムを支援しました。このイニシアチブは、才能ある女性監督が映画界でキャリアを築く上で直面しうる困難を克服できるよう支援することを目指しています。

カンヌ国際映画祭

2014年、ケリングとカンヌ国際映画祭は、5年間のパートナーシップを締結しました。これと並行して、ケリングは映画製作に貢献する女性に光を当てることを目的とした「ウーマン・イン・モーション」プログラムを発足しました。

写真

2015年のカンヌ国際映画祭での発足以来、「ウーマン・イン・モーション」は、男女不平等が見られる映画以外の他の芸術分野にも活動の幅を広げてきました。2016年以降、「ウーマン・イン・モーション」は、写真の世界に根強く存在する不平等の根本原因や本質的な問題に焦点を当てる取り組みを強化しています。このプログラムでは、芸術史における女性フォトグラファーの重要性を浮かび上がらせ、美術館やギャラリー、書籍やメディアでの知名度を向上させることを目的としています。

パリからトリノへ:ヴィヴィアン・マイヤー回顧展

キュレーター、アンヌ・モランが企画したこの展覧会は、ヴィヴィアン・マイヤーの作品と美意識の複雑さや多様性を明らかにするものです。20世紀を代表する写真家の一人であるマイヤーの作品は、今世紀に入り彼女がこの世を去った後に発見されました。パリのリュクサンブール美術館で開催され、21万人以上の来場者を得て大好評を博した後、トリノ王宮に場所を移し、イタリアで初の「ウーマン・イン・モーション」展を開催しました。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭

2021年よりケリングは、若い女性写真家や新たな才能、写真という芸術形式の新しいビジョンを紹介する必見の写真イベント、KYOTOGRAPHIEを支援しています。MEP(ヨーロッパ写真美術館)と提携し、「ウーマン・イン・モーション」は、「MEP Studio(ヨーロッパ写真美術館)による 5 人の女性アーティスト展 ─ フランスにおける写真と映像の新たな見地」を支援しました。2022年、「ウーマン・イン・モーション」は同写真祭の10周年を記念して、「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」展を支援しました。

“2020 Elles X Paris Photo path”をサポート

ケリングは、「パリ・フォト」アートフェアとパートナーシップを結び、フランス文化省が主催するエキシビション”2020 Elles X Paris Photo path”をサポートしています。グラン・パレで開催予定だった今年度の展示中止を受けて、デジタル版のエキシビションが実施されました。約30名の写真家が参加し、女性アーティストとしての地位や活動への取り組み、インスピレーションの源についての見解を共有する機会となっています。

写真史における女性写真家の研究支援

ケリングとアルル国際写真フェスティバルのパートナーシップによる「ウーマン・イン・モーション」の開催と同時に発足した「ウーマン・イン・モーション」ラボは最初の2年間、写真史における女性の役割に関する研究プロジェクトを主に展開してきました。歴史家のリュス・ルバールとマリー・ロベール率いるこのプロジェクトは、女性写真家による作品の知名度を高め、芸術史における彼女たちの役割についての理解を深めることを目的としています。

“The Observatoire des Filles de la Photo”による研究発表

「ウーマン・イン・モーション」は、プロフェッショナルな女性フォトグラファーの団体である”Les Filles de la Photo”を支援しています。2020年2月には、パリのエコール・デ・ボザールで写真界の女性に関する初の研究結果を発表しました。

アルル国際写真フェスティバル

2016年以来、ケリングはアルル国際写真フェスティバルとパートナーシップを結び、最初は「マダム・フィガロ・アルル・アワード」を通じて、その後は「ウーマン・イン・モーション」プログラムをフェスティバルで実施しています。女性写真家にスポットライトを当てる「ウーマン・イン・モーション」フォトグラフィー・アワードと、写真界の女性を紹介する研究プロジェクトを支援する「ウーマン・イン・モーション」ラボを共同で創設しました。

造形美術

クリエイティブ業界では残念ながら、依然として男女不平等が存在しており、「ウーマン・イン・モーション」は、造形美術を含む他の芸術分野にもその活動の幅を広げています。

『ウーマンメイド:偉大な女性デザイナーたち』発売

10月13日、ケリングとファイドンは、書籍『ウーマンメイド:偉大な女性デザイナーたち』を発売しました。この新刊は、過去、現在、未来の女性たちにスポットを当て、家具やテキスタイル、プロダクト、照明デザインに貢献した女性たちを包括的に紹介しています。

「Le carré, la ligne et la règle(正方形、線、定規)」:パリ初のアンナ・ボギギアン展

2019年10月にパリで開催されたフェスティバル・ドートンヌ・ア・パリとのパートナーシップの一環として、ケリングは、アルメニアにルーツを持ち、エジプトとカナダの国籍を有するアーティスト、アンナ・ボギグイアンのパリでは初の個展をサポートしました。

書籍”Great Women Artists”の発売

クリエイティブなアート作品の美術書などを手掛ける出版社ファイドンおよびアートスペースと提携し、新刊Great Women Artistsをアメリカで発売しました。(フランス語版タイトルは400 femmes artistes)本書では、500年という歳月の中で活躍した400人を超えるアーティストのストーリー、そしてアート史における女性の計り知れない貢献の姿が綴られます。

音楽

2021年より「ウーマン・イン・モーション」は音楽の分野をサポートし、ビジネスにおける女性の「目に見えない仕事」をなくそうと努めてきました。このプログラムは、ジェンダーの不平等が見られる音楽業界において、継続的な議論を生み、人々の考え方に影響を与えています。

Sœurs Jumelles フェスティバル

2021年6月23日~25日に、フランス・ロシュフォールで開催された第1回Sœurs Jumellesフェスティバル。このフェスティバルでは、シンガーソングライターでありパフォーマーでもあるヤエル・ナイムによる「ウーマン・イン・モーション」トークが行われ、フェミニズムの問題や、音楽、さらに広くは文化において女性が果たす役割について議論されました。

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ダンス

2021年、「ウーマン・イン・モーション」は、芸術における女性の貢献をさらに促進するために、ダンスの分野にも取り組みを広げました。ダンスや振付における女性の影響力や評価について再考し、意識改革を促すために、新たな芸術表現の分野にも足を踏み入れました。

West Bundで開催された「ウーマン・イン・モーション」

ケリングは、ポンピドゥーセンター×上海のウェストバンド・ミュージアムと提携し、女性振付家の作品を称えるコンテンポラリーダンスフェスティバル「ウーマン・イン・モーション・アット・ウェストバンド」を開催。中国とフランスのアーティストと舞台芸術のビジョンに焦点を当て、大胆かつ補完し合う才能に着目しました。

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2015年の発足以来の「ウーマン・イン・モーション」プログラムのハイライトや、「ウーマン・イン・モーション」アワードの受賞者、最新のトーク「ウーマン・イン・モーション」ポッドキャストなどをご覧ください。