ケリングの歴史

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ケリングの歴史

1962年の創業以来、ケリングはたゆまぬ発展と成長を続け、2018年にはラグジュアリー事業に専念する方針を定めました。ケリングの持続的な発展を支えているのは、各ブランドがその専門性とインスピレーションによって2世紀以上にわたって構築してきた、独創的かつ大胆な世界観です。こうした独自の歴史により、今日のケリングのアイデンティティが形成されたのです。

1735年

トスカーナ州ドッチァで、カルロ・ジノリ侯爵が磁器製造の会社を設立。18世紀イタリアの活気に満ちた芸術や精神、文化に触発された創業者は、"磁器を純粋な美に変える "ことを目指しました。

1760年

ジェームズ・ヘンリー・クリードがロンドンでテーラーを創業。その同年に、即位したばかりの国王ジョージ3世に香りのついた革手袋を献上し、わずか数十年の間に、メゾンは高級品の代名詞であるフレグランスの製造に重きを移しました。

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1858年

フレデリック・ブシュロンが、当時パリのラグジュアリーの中心だったパレ・ロワイヤルに最初のブティックをオープン。ジュエリーと時計製造における独自のサヴォワールフェールと、宝石の輝きを引き立たせる卓越した技術により、瞬く間に高い名声を獲得しました。1893年には、ハイジュエラーとして初めて、パリのヴァンドーム広場にブティックを構えました。
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1917年

クリストバル・バレンシアガがスペインのサン・セバスティアンにバレンシアガメゾンを設立。その20年後にはパリにメゾンをオープンし、以来オートクチュール界を席巻してきました。
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1921年

創設者グッチオ・グッチがフィレンツェにレザーグッズのショップをオープン。卓越したイタリアのクラフツマンシップ、コンテンポラリーなクリエイティブビジョンという2つの価値観を基盤として急速な成長を遂げ、イタリアンラグジュアリーの真髄を体現する存在となりました。グッチは洗練された乗馬の世界から多くのインスピレーションを得ており、また艶やかに磨きあげられたバンブーハンドルが特徴的なバンブーバッグは、瞬く間に大人気アイテムとなりました。
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1945年

ローマで創業したブリオーニは、その卓越したテーラリング技術で名を馳せています。1952年、ブリオーニは史上初となるメンズ・ファッションショーを開催。大胆な色彩や近代的な生地を取り入れたコレクションを発表し、一流ブランドとしての地位を確立しました。タイムレスなエレガンス、妥協なきクラフツマンシップ、精緻なテーラリングに裏打ちされたコレクションは、メンズラグジュアリーの代名詞となっています。
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1961年

7月、ムッシュ イヴ・サンローランはピエール・ベルジェと共に、パリのボエシー通りにブランドを立ち上げました。ひと目でそれとわかる独特のデザインにより、イヴ・サンローランは20世紀を代表するファッションブランドの一つへと成長しました。
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1962年

フランソワ・ピノーが、フランスのレンヌに、木材会社であるÉtablissements Pinaultを設立。同業他社を複数買収して急速な成長を遂げ、1988年にパリ証券取引所(現:ユーロネクスト・パリ)に上場。1990年に複数のリテール分野への事業拡大を開始し、1990年代後半には、ラグジュアリー事業に注力する方針を固めました
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1966年

ボッテガ・ヴェネタは長い歴史と伝統を誇るイタリアンレザーのクラフツマンシップに根ざしたブランドとしてイタリアのヴィチェンツァで創業し、レザーを丹念に編み込んだ「イントレチャート」は、瞬く間にブランドを象徴するデザインとなりました。ボッテガ・ヴェネタの哲学は、思慮深さ、独自性、個性を際立たせる美学に基づいています。
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1967年

金細工職人の家系に生まれたピノ・ラボリーニが、ポメラートをミラノで創業。その先見性により、ジュエリーの世界にプレタポルテの概念をもたらしました。ブランドの豊かな創造性と、ひと目でそれとわかる独自のスタイルは、そのストーンやシェイプ、カラーの組み合わせに表現されています。

1988年

ピノー・グループがパリ証券取引所(現:ユーロネクスト・パリ)に上場。プランタンの買収とラルドゥートの株の保有を経て、1994年に「ピノー・プランタン・ルドゥート」が誕生。2005年には社名を「PPR」に変更しました。
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1992年

リー・アレキサンダー・マックイーンは、ロンドンの名門アートカレッジ、セントラル・セント・マーチンズを卒業。卒業コレクションが高く評価され、イギリスの首都ロンドンの中心地に自身のブランドを設立しました。そのコンセプチュアルなデザイン、確固たるアイデンティティ、豊かな創造性により、アレキサンダー・マックイーンは一流ブランドへの階段を駆け上がりました。
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1995年

ポメラートは、「Dodo(ドド)」という、わずか1グラムのゴールドで生み出される、新しいコンセプトのジュエリーを発表。自分だけのストーリーを語るオリジナルチャームを組み合わせたジュエリーを手の届く価格で提供するという、新たな世界観を切り開きました。小ぶりなデザインが特徴のチャーム一つひとつに、愛情や幸運、自由、友情といったメッセージが込められています。
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1999年

PPRがグッチグループの株を42%取得。これを皮切りに、ラグジュアリーグループへの転換戦略を進めました。
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1999年

フランスの伝説的なファッションブランド、イヴ・サンローランを買収。
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1999年

ハイジュエリーブランド、ブシュロンを買収。
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2001年

イタリアの高級レザーブランド、ボッテガ・ヴェネタを買収。
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2001年

世界的に有名なラグジュアリーファッションメゾン、バレンシアガを買収。2015年10月には、デムナ・ヴァザリアがコレクションのアーティスティック・ディレクターに就任。ブランドのビジョン、影響力、前衛的なスタイルを継承しながら、新たな可能性を発展させ続けています。
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2001年

アレキサンダー・マックイーンとパートナーシップを締結。
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2004年

ジュエリーブランド、キーリンが創業。中国の古代文化から着想を得た、ストーリー性のあるコンテンポラリーなジュエリーを生み出しています。例えば、ダイヤモンドを散りばめた「Bo Bo」コレクションは、中国の国宝であるパンダをモチーフとした、遊び心溢れるメッセージ性の高いジュエリーとなっています。
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2005年

フランソワ=アンリ・ピノーがセルジュ・ヴァンベルグに代わってPPRの会長兼CEOに就任。ラグジュアリー分野以外のグループ子会社を売却し、代わりに著名なラグジュアリーブランドを買収することで、世界的なラグジュアリーグループへの転換を推進します。
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2008年

フランソワ=アンリ・ピノーがケリング・ファンデーションを設立。そのミッションは、NGOや社会起業家の支援、トレーニング・プログラムの開催、一般大衆向けの啓発活動の実施という3つの活動を通して、女性に対する暴力を根絶することです。
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2012年

イタリアの伝説的なラグジュアリーブランド、ブリオーニを買収。
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2013年

「PPR」から「ケリング」に社名を変更。新しいロゴマークには、叡智、庇護、先見性を象徴するフクロウを採用。新たなシグネチャーである「イマジネーションをその先へ」には、想像力をビジネスの核に据えるというグループの新たなビジョンが反映されています。
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2013年

中国のファインジュエリーブランド、キーリンを買収。
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2013年

斬新なイタリアンスタイルとデザインで、世界で最も美しく革新的なジュエリーを生み出してきたブランドであるポメラートとドドを買収。

2013年

イタリアの磁器ブランド、ジノリ1735を買収。

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2014年

高級アイウエアの製造、販売を専門とする新会社「ケリング アイウエア」を設立。グッチ、カルティエ、サンローラン、バレンシアガ、ボッテガ・ヴェネタ、アレキサンダー・マックイーン、ステラ マッカートニー、アライア、クレージュ、モンブラン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、マックキュー、プーマのアイウエアコレクションのデザイン、製造、販売を一元管理することになりました。
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2015年

グループ初となる環境損益計算(EP&L)を発表。グループの事業活動による環境負荷を金額で計算する革新的なツールとなりました。EP&L手法の全容をあらゆるステークホルダーと共有することで、他の業界関係者によるEP&Lの導入を促し、業界の新たな可能性を模索しています
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2015年

カンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーとして、映画界に貢献する女性に光を当てる独自のプログラム「ウーマン・イン・モーション」を設立。カンヌ国際映画祭の公式プログラムとして、トークやアワードをはじめとした様々なイベントを展開し、世界に大きな影響をもたらしています。
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2016年

パリのセーヴル通り40番に本社を新設移転。ラエネック病院として使用されてきたこの歴史的建造物は、大規模改修を経てケリング本社ビルへと生まれ変わりました。創造性を高める、調和のとれた独特の空間には、過去と現在が見事に共存しています。ヨーロッパ文化遺産の日には、新社屋が一般公開され、バレンシアガのアーカイブ作品や、ピノー・コレクションからアート作品が展示されます。
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2016年

ケリングは、世界中の全社員を対象に、産前産後休暇、養子縁組休暇を最低14週間、100%の賃金保障で取得することが可能な制度を導入しました。2019年には、父親またはパートナー休暇も加わり、ベビー・ケア休暇の制度を強化しました。
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2017年

ブシュロンの創業160周年を控え、ケリングはヴァンドーム広場26番地の改装に着手しました。フレデリック・ブシュロンは1893年にこの歴史的な場所を選び、当時の一流ジュエラーに先駆け、ヴァンドーム広場に店舗をオープンしました。この改装計画は歴史的建造物の主任建築家が責任者を務め、歴史ある建物の特徴を際立たせることを目指しました。2019年1月、ブシュロンはヴァンドーム広場の本店をリニューアルオープンしました。
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2018年

サンローランが本社とショールームをパリ7区のベルシャス通り3番地に移転し、メゾンの原点に戻りました。近くのトゥルノン通り21番地には1966年にオープンした初の店舗があります。この建物は、歴史的建造物およびサステナビリティに関する二つの環境認証を取得しています。
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2021年

ケリングは、2022年フォールコレクション以降、グループのすべてのブランドで動物の毛皮を使用しないことを発表しました。また、その他の動物繊維や素材に関しても、動物福祉スタンダードを引き続き厳格に適用します。

2023年

ミラノのセナート通り19番地にケリングのイタリア本社を開設。建物は、ミラノ中心部のクアドリラテラ・デッラ・モーダと呼ばれるエリアに位置し、環境維持とエネルギー効率を促進する最高基準の施設を誇ります。

2023年

ラファエラ・コルナッジャをトップに据え、ケリング ボーテの設立を発表。ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ポメラート、キーリンにおける、ビューティの専門性の向上および開発を目指します。6月には、1760年創業の高級フレグランスメゾン、クリードの買収を発表。 

2023年

イタリアのクチュールメゾン、ヴァレンティノの株式30%取得を発表。本契約は、2028年までにケリングがヴァレンティノの株式100%を取得するオプションが含まれています。

2023年

社名変更から10年を迎え、ケリングは≪Empowering Imagination イマジネーションをその先へ≫に捧げた10年をお祝いしました。この節目を記念して、従業員やパートナー、仲間を招いたお祝いの会を開催したほか、グループの軌跡をたどる書籍の出版や、クリエイティビティのビジョンを披露する広告キャンペーンの実施など、多様な取り組みを実施しました